· 

夜のスイーツと睡眠の質

2023年もいよいよ最後の1ヶ月となりましたね。

11月は非常に環境ストレスが高かった月でした。

気温差が激しくその為、自律神経のバランスを

崩された方も多かったのではないでしょうか。

風邪や胃腸の不調、頭痛やめまいなど症状は

多岐に渡ったかと思います。

また、睡眠の質の低下も多くの方が感じている

ところかもしれません。

人間の体は自律神経のバランスによって支配されて

います。日中は交感神経が優位になることに

よって集中力を高め緊張状態を保っています。

逆に夜間は副交感神経が優位になる事で

リラックスしてスムーズに睡眠へと

シフトしていきます。

過去にもお伝えしていますが、最近では寝る直前

までスマートフォンを使用される方も多く

脳が覚醒して交感神経が優位になっている方が

とても多く睡眠の質に大きく影響を与えています。

それ以外にも、今回のテーマにある様に

夜のデザートやスイーツも睡眠の質に影響を

与える可能性がある為、注意が必要です。

砂糖を多く含むスイーツは急激に血糖値を上げる為

一時的に幸福感や気持ちの高ぶりを感じやすく

なります。

その後、体は急激に上がった血糖値を下げるため

インスリンというホルモンを分泌します。

しかし、血糖値を下げる為に大量に分泌された

インスリンはその後、血糖値を必要以上に下げてしまい

低血糖を引き起こします。

すると、体はまた血糖値を上げる為にコルチゾール

やアドレナリンといったホルモンを分泌します。

これらのホルモンを分泌する為に体は交感神経を

優位にして体を覚醒した状態にしてしまいます。

食後に食べたスイーツによって就寝後に

血糖値スパイクと呼ばれる血糖値の乱高下を起こすと

中途覚醒を起こし睡眠の質を下げる結果となって

しまいます。

日頃から睡眠不足を感じ食後の甘いものが習慣と

なっている方は一度2週間ほど止める事で変化の有無を

確認して頂ければと思います。

ホリデーシーズンに入り外食などの機会も増えますので

お身体に気をつけてお過ごし下さい。

 

村田