湿度の影響でまだまだ蒸し暑さを感じますが
いよいよ気温も低下してきましたね。
季節が秋に移行する事によって五臓の中の
肺に不調が起こりやすい季節となります。
肺は呼吸器の働きの他、お肌の状態や免疫、
大腸とも繋がりがあると漢方の世界では
考えられています。
栄養学的にも日照時間が短くなることで
ビタミンD不足によって免疫力が低下する
事が分かっています。
元々、ビタミンDは日光に当たる事によって
体内で合成されますが、日照時間が短く
なる事によって量が減少してしまいます。
免疫の低下とともに精神面への影響もあり
感傷的になったり、うつっぽい症状が
出やすくなります。
漢方でも肺は悲しみの感情と関係が深いと
考えられています。
このビタミンDですが食材からも摂取する事が
可能です。特に豊富なものが魚類になります。
またキノコ類、特にキクラゲの含有量が
多くなります。また卵にも含まれていますので
秋冬は食材からしっかりとビタミンDの
補給を心がけて頂ければと思います。
漢方が発展した時代に故人が発見した自然法則
を現代科学によって証明されている事は
とても興味深いです。
双方の利点を活かしたハイブリットな取り組み
によって体質改善や心身のバランスを
整えることの精度が上がるのではと期待して
います。
むらた