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土用

連日の猛暑日に疲労が溜まってしまいますね。

巷では土用の丑の日にちなんで鰻を見かける

機会が多くなりました。

土用とは立夏、立秋、立秋、立春直前の約18日間

を示す言葉になり、季節の変わり目の期間と

なります。

漢方ではこの土用の期間は体調を崩しやすく特に

五臓の中の消化器と関係の深い脾に負担が

かかると考えられています。

栄養価の高い食材を食べ体力をつける事で

夏を乗り切ろうと土用の丑の日に鰻を食べる

習慣が江戸時代頃から始まった様です。

しかしながら、やはり漢方の世界では個々の

体調や体質に合わせて食材を取るべきと考えます。

既に夏バテ気味で食欲も落ち、軟便や下痢気味の

方が鰻を食べるとかえって体調が悪くなる可能性

が高いです。

その様な方はやはり胃腸に負担の少ない消化に良い

食材をとって頂いた方が良いかと思います。

また、水分摂取についても熱中症予防の為に

闇雲の水分を取りすぎると胃腸の不調につながって

しまいます。特に胃の辺りがチャポチャポと音が

なる方や食後の眠気が強い方、むくみの強い方などは

注意が必要です。

豆類やウリ科の食材で体の水分代謝を上げると良いかと

思います。

漢方アロマヘッドスパの体質診断コースでは

お体の状態を気血水や毛細血管の状態などを通して

観させて頂きます。ご自身でも今のお体の状態を

より詳細に把握して頂ける事で体調管理にも取り組み

やすくなるかと思います。

また漢方アロマによる定期的なヘッドスパは心身の

バランスを整える為にとても有効ですので是非

取り入れて頂ければと思います。

まだまだ暑い日が続くと思いますので、無理をなさらずに

日々をお過ごしください。

 

むらた