朝晩は気温が下がり秋らしさを感じますね。
空気の乾燥に伴い、お肌や髪の乾燥を感じて
いらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
漢方では陰陽の概念がありますが、季節においては
春夏が陽、秋冬が陰の季節となります。
日が短くなり、気温が下がり体の代謝も落ちる
期間となります。
お肌や髪の乾燥は空気の乾燥による水分や皮脂などの
油分の低下が要因となりますが、例えば、ささくれの
様な症状は漢方では血虚と言って水分だけではなく
体を栄養する血と呼ばれる物質の不足によって起きます。
血が不足することによって、睡眠の質の低下や
貧血、寝汗や火照りやのぼせ、眼精疲労の様な症状も
起こりやすくなります。
血の不足している状態は血虚と言われ、血虚を改善
するには肉類や魚類、人参やクコの実、ナツメといった
赤い食材や黒豆、黒胡麻、黒キクラゲなどの黒い食材を
とって頂くと良いかと思います。
また、陰の季節は夜が長くなりますので、睡眠時間も
春夏より長めにとりしっかりと休息して頂くことによって
十分な血が作られます。
また、激しい運動や入浴による発汗は気血の消耗を
促してしまう為、やはり秋冬は汗のかきすぎにも
注意をして頂ければと思います。
季節に合わせた養生で健やかな日々を過ごしましょう。
むらた