漢方では白髪などのエイジングは腎と呼ばれる
五臓の中の臓器との関わりが深いと考えられています。
腎は生まれ持った生命エネルギーを蓄えています。
精力と言われる様にこの生命エネルギーを消耗する
ことによって様々な老化現象が現れます。
髪は腎の状態を表す身体の部位と考えられているため
白髪が増えることによってエイジングが進行していると
考えられます。
では、どの様にして白髪やエイジングの進行を遅らせれ
ば良いのか?
今回は、白髪とカルシウムの関係についてお話しさせて
頂きます。
腎が養う身体の部位が骨と漢方では考えられていて、
実際、老化と共に骨が弱くなり骨折をしやすくなったり
骨粗鬆症といった病に発展することがあります。
最近の研究では、骨は身体を支える骨格としての役割だけで
なくエイジングに大きく関与するホルモンを分泌している
事が分かってきています。
オステオカルシンというホルモンによって認知症予防、
メタボ予防、ガン細胞を死滅させるといった働きに加え
肌を活性化したり、エストロゲンの活性化などに関与して
います。
カルシウムを上手に取り入れるだけでなく、
骨に刺激を与えるような運動を取り入れて頂くことによって
骨密度が高まりオステオカルシンの分泌量が増加することが
研究で分かっています。
骨を強くすることによって嫌儲な髪を維持しましょう。
むらた